第2回受賞作品

産学連携空き家活用部門 『SEVEN PLACE 七号館』

築年数:69年 / 空き家年数:10年 / 構造:木造

応募者:一般社団法人匠の学舎 / PR株式会社

 

空き家バンクに登録された田畑付きの住宅を購入し、農業用倉庫をカフェにして住宅部分を民泊や農泊にしたいと思った時に匠の学舎の職人を志しにした学生との出会いがありました。学生と一緒にできたらいいなと思い匠の学舎に相談したところ快くうけて頂くことができたので空き家を使った職人育成の応援と地域住民の方に喜ばれそうな農作業の合間に立ち寄れるそんな居場所作りとシングルマザーの空き家利活用のモデルにできたらいいなと計画しました。

官民連携空き家部門 『古民家宿禅楽』

築年数:150年 / 空き家年数:15年 / 構造:伝統構法

応募者:株式会社笹川建築

 

この地域を活性化させるため、また、宿泊施設が無く、観光で来たお客様も金沢に流れていく為、射水市に観光客がとどまることを目的に射水市と連携した取り組みを実施しました。 また、一棟でも古民家を残し、安らげる空間を創るコト。そしてここに来れば誰かが居るという安心感から心のバリアフリーとしての拠点として活用されることを目指しました。

民間主導空き家活用部門 『【玉上薬局】 SDGs×街・人・文化を組み合わせ、新たなものを想像する場』

築年数:200年 / 空き家年数:2年 / 構造:伝統工法(蔵造り)

応募者:ピエロ・デザイン&ワークス株式会社

 

SDGsをテーマに掲げ限られた予算で納める為に試行錯誤して自社内装工事で廃棄処分予定の資材を再利用しました。 カウンターは既存家具(古箪笥など)を腰部分に使用し天板を廃棄処分する予定であった各現場からのフローリング材を組み合わせて製作。1Fのみの改装予定だったが2F屋根裏の梁が立派だったのでどうしても見せたく改装完了後に1F天井をぶち抜いたが2F屋根裏が薄暗く1Fから見上げても迫力が伝わらない為照明計画からやり直しました。改装に伴い新材の木材を使用したが古民家のイメージに合わずエイジング塗装を施し使いこなした雰囲気にしました。

理事長賞 『のどかな自然の中に佇むラグジュアリーな隠れ家』

築年数:60年 / 空き家年数:12年 / 構造:木造軸組工法

応募者:やどKANAME

 

解体の相談がきっかけで事業がスタート。43世帯の高齢の行き止まり集落にあるゴルフ場予定地にアクセスできる場所だったところ、ゴルフ場が倒産してしまいました。唯一、道路が整備されているこの集落をなんとかしたく地域のコミュニティーを合わせ宿に再築。 資金集めと地域住民との関係性構築に苦労しましたが、今では既存の家主さんの協力のもと、地域住民と友好な関係性を構築でき、地域行事等にも参加し、地域の活性化につながる取り組みを推進することができています。